動画再生ソフト Media Player Classic Home Cinema
MPC-HC はシンプルな動画再生ソフトです。
紹介
メディアプレーヤークラシック（Media Player Classic） という昔からある定番ソフトを土台に改良し、 近年よく使われる H.264 の MP4 ファイルや Flash FLV ファイル などの動画ファイルにも対応させたソフトです。
Wikipedia：Media Player Classic操作や機能自体はシンプルなプレーヤーソフトです。 ややこしい機能は載せていないので簡単に扱えます。 動画ファイルをアプリケーションウインドにドロップするだけで再生できます。
ホームページとダウンロード
ホームページ： https://mpc-hc.sourceforge.net/ダウンロード： https://mpc-hc.sourceforge.net/download-media-player-classic-hc.html
| バージョン | zip サイズ | 解凍後のサイズ |
|---|---|---|
| V1.7.3 32bit(x86) | 13.5MB | 不明 |
| V1.7.3 64bit(x64) | 14.8MB | 30.5 |
ダウンロードするファイルは、
exe のインストーラバージョンではなくて、
zip バージョンにした方がよいです。
フリーソフトは、不要なトラブルを避けるため、
なるべく exe インストーラを使わない zip
解凍したら即使えるシンプルなものを選んだ方がよいです。
フリーソフトの注意点
アプリケーション本体（mpc-he.exe）と多言語対応のdll ファイルのシンプルな構成です。
mpc-hc.exe をダブルクリックしたらアプリケーションが起動します。 アプリケーションのショートカットは必要であれば適当に作ってください。
メニューの主要な項目は日本語化されています。
効能書き （2012/02）
近年（2011年）、よく使用される H.264 の mp4 ファイルや Flash FLV ファイルに対応しています。
Flash FLV ファイルは YouTube などネット動画でよく使用されますが、 WMP などのソフトでは再生できません。 昔のソフトだと flv や H.264 に対応していないものが多い。 Media Player Classic Home Cinema はこういったフォーマットにも対応しています。
◎ 手持ちのファイルで再生の可否をチェック（MPC-HC 1.6.4）（2012/02/23）
Windows7 WindowsXP
拡張子 コンテナ 映像 音声 1.6.0 x64 1.6.0 x86
MPEG-4 mp4 MPEG-4 H.264 high AAC ○ ○
MPEG-4 mp4 MPEG-4 H.264 high AC-3 ○*1) ○*1)
MPEG-4 mp4 MPEG-4 H.264 high MP3 ○ ○
MPEG-4 mp4 MPEG-4 MPEG-2 AAC ○ ○
MPEG-4 mp4 MPEG-4 MPEG-2 AC-3 ○ ○
MPEG-4 mp4 MPEG-4 MPEG-2 MP3 ○ ○
QuickTime mov MPEG-4 H.264 main AAC ○ ○
AVCHD m2ts MPEG-2 TS H.264 high 720/60p AC-3 ○ ○
AVCHD m2ts MPEG-2 TS H.264 high 1080/30p AC-3 ○*2) ○*2)
AVCREC m2ts MPEG-2 TS H.264 high 1080 AAC ○*2) ○*2)
Flash flv f4v H.264 main AAC ○ ○
Flash flv flv4 On2 VP6 MP3 ○ ○
Flash flv flv1 Sorenson H.263 MP3 ○ ○
MPEG-2 mpg MPEG-2 MPEG-2 AC-3 △*3) △*3)
DivX divx RIFF AVI2.0 DivX6.4 MP3 ○ ○
動作環境
Windows7 : i3 M330 2.16GHz Windows7 64bit (2010年のPC)
WindowsXP : Pentium M 1.3GHz WindowsXP 32bit (2003年のPC)
*1) VLC1.1.11 や Avidemux で音声を AC-3 に変換した場合は音声データが出力がされず、
再生しても音声が出ないので注意。
音声データがセットされていればAC-3音声も正常に再生される。*2)HDビデオカメラで使用される AVCHD 1080 や AVCREC (1440*1080) の映像は MPC 1.5.2 ではまったく再生できなかったが、1.6.0から再生できるようになっている。 ただし、H.264の HD 映像は非常に重い処理なので性能が低い PC だとガタガタになるので注意。下を参照。
*3) 表示（V）→オプション（O）の「再生」→「出力」→DirectShow ビデオの設定によっては再生できない場合があるので注意。 初期設定や VMR-7 なら多分、大丈夫か？。 MPEG-2 は映像ファイルのヘッダーなどに誤りがあってうまく再生できない場合もあるので注意。
H.264 ハイビジョン映像の再生は苦手です (2012)
(追記2020)こちらは2010年代頭頃の PC の話です。 現在のありきたりの PC では問題ありません。
MPC-HC は、WMP や VLC に比べるとソフトの処理性能がよくなく、 ビットレートの高いハイビジョンのH.264映像を再生すると 他のプレーヤーソフトに比べてがたつきやすいです。 ハイビジョンビデオカメラ (AVCHD) やビットレートの高い H.264 mp4 映像は WMP などで再生した方がよいです。
MPC-HC でハイビジョンの H.264 + AAC の mp4映像を再生 (2012/02/23) ◎その１ 使用パソコン : Windows7 64bit i3 M330 2.16GHz, MPC-HC 1.6.0 64bit(x64) フォーマット 映像レート 再生結果 H.264 high 1440*1080 7.0Mbps 滑らかに再生できる。 H.264 high 1440*1080 11.0Mbps 一応、滑らかか？。 H.264 high 1920*1080 16.0Mbps コマ送りのような再生。まともに見れない。 ◎その２ 使用パソコン : WindowsXP 32bit, Pentium M 1.3GHz, MPC-HC 1.6.0 32bit(x86) サンプル映像 : YouTube: BBC HD In Full Bloom 1080p を HDD に保存。 フォーマット 映像レート 再生結果 H.264 high 1280* 720 2.1Mbps 一応、滑らかに再生できる。 H.264 high 1920*1080 4.2Mbps 映像が追いつかず、どんどんずれていった。
その他いろいろ
映像の縦横比（アスペクトレシオ）の調整
映像ファイルのヘッダーに誤りがあると、
映像の縦横比が変になる場合があります。調整するには？
表示（V）→ビデオフレーム（V）の「アスペクト比を保持」
をチェックして、「アスペクト比を調整」で希望の比率を指定する。
ウインドサイズが変わるのを防ぐ
ウインドサイズを小さくしていても、
別の映像ファイルを開くと大きなウインドサイズ（100％）
に戻るのを防ぐには？。
表示（V）→オプション（O）→再生の項目で「出力」の
「自動拡大」がチェックされているのをオフにする。
再生中の動画ファイルの情報を見る
「ファイル」→「プロパティ」で 動画ファイルのフォーマットの詳細内容を見ることができます。
