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モバイル機器の歴史 - 1980年代

(2014/12)google sitesから引越し。

ソニー・ウォークマンが登場

ソニー・ウォークマン
ソニー・ウォークマン
写真は2代目(1981年)
ウォークマン
オーディオ界のモバイル機器。 ポータブルなラジカセからさらに小型化して本格的にモバイル化した。
1979年に初代ウォークマンが登場し、 1980年代になると急速に普及しはじめた。

ラジカセは最盛期に、さらに巨大化・据え置き化

ラジカセ
ラジカセは初期には電池駆動が可能で屋外に持ち出せるというのが大きな特徴だったのだけど、 その後、大型化が進み、重厚長大な据え置きの機器になった。 このあたりの話は2010年頃のノートパソコンと似ている。

サンヨー,おしゃれなテレコ U4
サンヨー,おしゃれなテレコ U4
1980年頃
左:1980年代頭
1970年代の業務用機器風味やお兄ちゃんのワイルドなおもちゃ風味からカラフル&スタイリッシュな雰囲気に。

携帯電話でも1990年代と2000年代の間で同じような違いがある。

1980年代前半のラジカセいろいろ
1980年代前半のラジカセいろいろ
1980年代前半、どんどん大型化する途上のラジカセ。
一部ではカセットデッキが2個ついてるダブルカセットも出現。 カセットテープの音楽をダビング編集してマイテープを作った。
現在だと著作権がうるさそう・・・。

アイワ,STRASSER (1989)
アイワ,STRASSER (1989)
1980年代後半になるとCDラジカセが登場し、ダブルカセットも普通になり、 ボディもブラックボディ化し、さらに一段と大型化してバブルラジカセとなった。

当時の全部入りヘビー級ラジカセ。

左のラジカセは幅70cm弱、重量10kg 弱。 現在のミニコンポよりはるかに巨大なラジカセ。 これよりさらに大型サイズのラジカセも登場した。

そういえば上のようなバブルラジカセもめっきり見かけなくなったな・・・。 すでにポータブルではない姿だけど、 据え置きにしては中途半端ということで位置づけがあいまいになった。

その後、巨大なラジカセはダウンサイジングしたミニコンポに 置き換わってあまり見みられなくなった。
大型ラジカセはビクターのDRUM CAN(ドラム缶)などわずかに残っている。

追記 2014年12月
スマホも巨大化して、いつも持ち歩く常用のモバイルとはいいがたいけど ポータブルにしては中途半端な機器になる運命になっている・・・ すでになり始めていたりして。 似たような話は、ラジカセでもパソコンでもどこでもよく見られる。
黎明の発展期を超え、最盛期も過ぎるとよく見られる現象。 バージョン3を超えたソフトやOSでも見られる。 最盛期を過ぎるとネタ切れ症状になり、 マンネリの機能の付け足しに終始し、バランスも崩れはじめ、 メタボ中年化して衰退しはじめる。 その頃には、また下の世代から新しいものが出始める・・・。

また、業界には不都合な文章を書いてしまった・・・。 まあ、目的に応じた使いやすい形に進化するのが自然な姿という話です。 作り手の都合でできたいびつなものは長く残らない。

モバイルゲーム機が登場 (12/19)

(2012, 2014/12改)

1980年代の代表的なモバイルゲーム機は 任天堂ゲームウォッチ。 1980年に登場した。任天堂DSのご先祖さま。
任天堂、ゲーム&ウォッチ(1980)
任天堂、ゲーム&ウォッチ(1980)
当時のモバイルゲーム機は複数のゲームソフトを切り替えて使えるようになっておらず、 1種類のゲームだけが搭載されていた。 ゲームごとにそれぞれ別のハードウェアが用意されていた。

1983年に 任天堂・ファミリーコンピュータ (こちらは据え置きのゲーム機)が登場すると、 ゲームソフトのカートリッジを差し替えて1台のゲーム機で異なるゲームができるようになった。 モバイルゲーム機も、1980年代末に登場した ゲームボーイの時代になるとカートリッジ方式になった。

AV機器でワイヤレスリモコンが普通になった (12/19)

(2012, 2014/12改)

リモコン : リモートコントローラーの略。

リコモンというと今ではケーブルのついていないワイヤレスリモコンをイメージするけど、 ケーブルのないリモコンが本格的に普及しはじめたのは1980年代から。 いまでは当たり前のテレビのワイヤレスリモコンも 1970年代にはほとんどない。 1980年代初頭のビデオでもケーブルリモコンを使っていた。 ケーブルのいらないワイヤレスリモコンはこの頃の最先端だった。

ナショナル NV3700(1981)
ナショナル NV3700(1981)
出典:雑誌サウンドレコパル 1984年
左:パナソニック(当時、ナショナル)の VHS ビデオ (1981年)
国内で初めてワイヤレスリモコンを搭載。 お値段なんと30万円(ただし大卒初任給が 12-13万円ぐらいの時代です)。 当時はまだビデオ自体ほとんど普及していなかった。

据え置きのゲーム機は2000年代までケーブルのついたコントローラを使用していた。 パソコンではケーブル付きのマウスやキーボードなど今(2010年代半ば)でも少々 残っているけど、こちらも2000年代にワイヤレス化が進んだ。

現在ではさらに一歩進んでテレビ以外はリモコン自体が不要になりつつある・・・ オーディオプレーヤーなど本体がモバイル化してリモコンが不要だから。 また、スマホなどの機器がリモコン代わりになりつつある。 まだ、足元ではたくさんのリモコンが並んでいたりするのだけど、 こちらもこの先、だんだん減っていくかも?・・・。

工事中・・・

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