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PCとAVの年表 - 19世紀-1970年代

放送
AV,ゲーム機
コンピュータ
通信
1949年以前
1869年 (明治2年) 日本で 電信 (電報) サービスを開始。
東京・横浜間。
1900年 (明治33年) 日本で 船舶無線 サービスを開始。
1925年 (大正14年) 日本で ラジオ放送 を開始。
1920年代後半 日本で ファクシミリ の運用を開始。
アナログ通信回線を使った静止画の伝送。
1948年 アメリカで モノラル LP レコード が登場。
1950年代
1953年 (昭和28年) 日本で テレビ放送 を開始。
初期のテレビ放送はモノクロ映像だった。1960年代からカラー化。
1950年代後半 (昭和30年代前半) 日本で 映画館 の全盛時代。
映画館の入場者数 (教育白書)
映画館の入場者数 (教育白書)
テレビが普及する前の時代は映画館が映像を見れる主なメディアだった。
1955年 (昭和30年) 東京証券取引所 と野村総研で商用コンピュータ UNIVAC120 を導入。
UNIVAC 120
UNIVAC 120
日本で初めての商用コンピュータ導入とされている。
1955年 (昭和30年) ソニー 携帯ラジオ TR-55 を発売。
ソニー,TR-55
ソニー,TR-55
日本初のトランジスタラジオ。携帯ラジオ。
1958年 (昭和33年) ステレオ LP レコード が登場。
レコード生産枚数
レコード生産枚数
1982年の CD 登場まで主流の音楽記録メディアとなった。 この頃、レコードの生産枚数も急増し始めた。
1959年 (昭和34年) 日本で テレビ の世帯普及率が 20% を突破。
テレビの世帯普及率
テレビの世帯普及率
1960年代
1960年(昭和35年)9月 日本で カラーテレビ放送 を開始。
1970年代初頭までには古いコンテンツを除いて映像もほぼカラー化した。
1960年1月 国鉄の列車座席予約システム マルス MARS を稼動開始。
国鉄は JR の前身で 日本国有鉄道。 マルスは日本で最初のオンラインシステム。商用では世界初という話も。
1963年(昭和38年) 日本で テレビ の世帯普及率が9割近くに。
テレビの世帯普及率
テレビの世帯普及率
東京オリンピック (1964年)の頃。
1963年(昭和38年)11月 日本・アメリカ間ではじめて テレビの衛星中継が行われた。
最初に伝えられたニュースは ケネディ大統領暗殺事件 だった。
1964年 アメリカ IBM が System/360 を発表。
System360 コンピュータ
System360 コンピュータ
メインフレーム と呼ばれる業務用の大型汎用コンピュータの代表的な機種。 写真はフォルクスワーゲンで使用していた System/360。
1964年(昭和39年) 太平洋横断の 海底ケーブル が開通。
東京・ホノルル間。 国際電信電話 (KDD)。KDD は現在の KDDI/au の前身。
1960年代半ば 日本でオーディオの普及率が 10%を突破超え。
据え置き型オーディオの世帯普及率
据え置き型オーディオの世帯普及率
家庭向けのオーディオで セパレート型ステレオ が多く出てきた。 アナログレコードとラジオの据え置き型の大型音響機器。
1960年代後半 日本の銀行で 第1次オンラインシステム を構築。
銀行でも通信回線を使ってデータをやりとりするオンラインシステムの利用がはじまった。 銀行内の本社と支店を専用回線で結ぶ通信。
1968年(昭和43年) 日本で ポケットベル のサービスを開始。
携帯電話より前の時代の無線を使った連絡手段。 初期のポケベルにはメッセージなどを通知する機能はなく、 相手の端末の呼び出し音を鳴らすだけの簡素なものだった。 呼び出しを受けた人は最寄の固定電話( 公衆電話 ) などから連絡した。
1969年 (昭和44年) 日本で FMラジオ放送 を開始。
実験放送が以前から行われていたが 1969年から NHK-FM の本放送がはじまった。
1969年 (昭和44年) 日本で 固定電話 の世帯普及率が 20%を突破。
住宅用電話の世帯普及率
住宅用電話の世帯普及率
1970年代
1970年 日本で カラーテレビ の世帯普及率が 20%を突破。
1970年代前半にテレビ受像機のカラー化が進んだ。 (グラフ:世帯普及率)。
1970年代前半 4チャンネルステレオ が一時にぎわう。
パイオニア,4chステレオ
パイオニア,4chステレオ
音声信号のチャンネルが 4つある特殊なアナログレコード (通常のステレオレコードは左右 2チャンネル)。 規格の混乱もあり、一時的な話題にとどまった。
1970年代 日本で 「電卓戦争」
電卓, カシオミニ (1972)
電卓, カシオミニ (1972)
半導体で マイコンが登場し、ハンディサイズの電卓を安価に作れるようになった。 電卓の普及がはじまり、一時多くのメーカーが現れてにぎわった。 PC でいう PC メーカーや PC ショップが乱立してにぎわった時代と考えると分かりやすい。
この頃から IC や LSI の家電・AV機器での利用がはじまった。 PC の CPU の インテル もマイコンメーカーの 1つ。 PC やゲーム機やスマホのご先祖様は大型コンピュータではなくて電卓という話も。
1970年代 日本で ラジカセ が多く登場。
アイワ, ラジカセ(1976)
アイワ, ラジカセ(1976)
初期には短波の国際放送を受信する BCLブーム が起こった。 その後、FMラジオでは放送される音楽をテープに録音する エアチェック という言葉も出てきた。
1970年代 日本で アマチュア無線 がにぎわう。
自作パソコンやオーディオ、電子工作などに似たホビーの分野の1つ。 無線の免許をもつ人が自前の基地局を開いて通信する。
1970年代半ば 日本の銀行で 第2次オンラインシステムを構築。
銀行間のオンライン接続もはじまった。 ATM(現金自動預け払い機)も出現しはじめた。
1974年 (昭和49年) 日本で 固定電話 の世帯普及率が 50% を突破。
固定電話の世帯普及率
固定電話の世帯普及率
1975年 (昭和50年) 国際電信電話(KDD)が 国際ダイヤル通話サービス を開始。
1970年代後半 オーディオで コンポーネントステレオ の時代に。
アンプやスピーカーなど、個別のコンポーネントを組み合わせる。
1976年10月 家庭用の VHS ビデオレコーダー が登場。
VTR の世帯普及率
VTR の世帯普及率
磁気テープを使ったアナログ映像記録のビデオレコーダー。 ソニーのベータ方式のビデオ(1975年に登場)としらばく規格争いを繰り広げた。 ビデオレコーダーが本格的に普及し始めるのは 1980年代半ばから。
1977年 米アップル Apple II を発売。
AppleII (1977)
AppleII (1977)
アメリカで 8bit パソコン時代が本格化。
1978年頃 日本で インベーダーゲーム がブーム。
スペースインベーダー
スペースインベーダー
ゲームセンターや喫茶店に置いてあったゲーム機。 コロコロコミック にも ゲームセンターあらし というマンガがある。
1978年 日本語ワードプロセッサ が登場。
東芝 JW-10
東芝 JW-10
東芝 JW-10。当時のお値段 630万円なり。 1980年代半ばになると簡素だけど安価 (5万円-20万円ほど) なワープロも出はじめ、普及しはじめた。
ワープロの出荷台数
ワープロの出荷台数
1979年 電電公社 (現在の NTT) が都内で 自動車電話サービス を開始。
移動体通信。後にポータブル化、モバイル化して携帯電話へとつながった。
1979年7月 ソニー ウォークマン 登場。
ウォークマン 2代目 (1981)
ウォークマン 2代目 (1981)
カセットテープを使った携帯オーディオプレーヤー。 写真は 2代目ウォークマン(1981年、32,000円)
1979年9月 NEC PC-8001 を発売。
NEC PC-8001
NEC PC-8001
本体のお値段 168,000円なり。 日本で 8bit パソコンの時代が本格的にはじまった。 当時「パソコン」という言葉はまだなく、 マイコンやパーソナルコンピュータと呼ばれた。 パソコンという言葉が出てくるのは1980年代半ばから。
当時はまだ HDD などなく、外付けのフロッピードライブも 日が浅く PC 本体と同じぐらい高価なものだった。
1970年代末-1980年代前半 オーディオでフルサイズの システムコンポーネントステレオ の最盛期。
テクニクス スペース7
テクニクス スペース7
同じメーカー製のコンポでそろえたステレオ。レコード全盛時代のオーディオ。
写真はテクニクス(パナソニック) SPACE7 (YouTube CM)
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