コマンドプロンプト:基本的なコマンド
dir - ファイル一覧を表示する
dir コマンド で現在のディレクトリにある ファイルやサブディレクトリの一覧が表示されます。
dir ファイルとディレクトリのリストが日付やサイズの情報と一緒に表示されます。 dir /? で使い方の説明が表示されます。
名前だけ表示
/b オプション で名前だけが表示されます。 ボリュームラベルの見出しやファイルの日付やサイズの情報が表示されません。
dir /b ファイル名とディレクトリ名だけ表示。 dir /b /on ファイル名とディレクトリ名だけ表示。名前順に並べ替えて表示。 dir /b /aa ファイル名のみ表示(ディレクトリ名は表示しない)。 /a オプションは下も見て。 dir /b /aa /on であれば、ファイル名のみを名前順に並べ替えて表示。 dir /b /ad ディレクトリ名のみ表示(ファイル名は表示しない)。
ワイルドカードで絞り込む
ワイルドカード (*) 指定 で表示したいファイルの名前を絞り込めます。
dir a* 名前が a ではじまるファイルとディレクトリを表示。 dir *.txt 名前の拡張子が txt のファイルとディレクトリを表示。
例: dir /b *.html html ファイルの名前のリストを表示。
●例 dir a*.png 名前が a ではじまり、拡張子が png のファイルとディレクトリを表示
ファイルの属性を指定して絞り込む
/a オプションでファイルの属性を指定して絞り込めます。
dir /ad ディレクトリだけ表示。 dir /aa ファイルだけ表示。
●例:ワイルドカードと組み合わせて指定 dir /aa b*.png 名前が b ではじまり、拡張子が png のファイルを表示 /aa でファイルのみなる。ディレクトリは除外される。 dir /ad c* 名前が c ではじまるディレクトリを表示。 /ad でディレクトリのみになる。ファイル名は除外される。
サブディレクトリ以下のファイルやディレクトリも表示
/s オプション をつけるとサブディレクトリにあるファイルや ディレクトリのリストも表示されます。 通常、/b オプション(名前のみ表示)と組み合わます。
例: dir /b /ad /s サブディレクトリ名だけを表示
リダイレクトでテキストファイルに保存する
dir などのコマンドでプロンプトに表示した文字列を テキストファイルに保存することができます。 コマンドの後に > (保存ファイル名) と入力します。
例: dir /b *.html > list.txt html ファイルのリストを list.txt に保存。 list.txt はシフトJISのテキストファイルで保存される。
- 実際の使用例
音楽ファイルリストの取得 - m3u プレイリストを作成する例。
関連で、プロンプトでファイル名のみ入力すると
拡張子で関連付けられたアプリケーションで開きます。
テキストファイルの場合は、メモ帳や .txt
で関連付けられたテキストエディタで開きます。
アプリケーションを起動する・その1
type - テキストファイルの内容を見る
type コマンドで表示できます。
例: type list.txt ファイル list.txt の内容を表示。
fc - ファイルの内容を比較、差分を見る
2つのファイルの内容を比較して差分を表示します。 例えば、テキストファイルの編集前と編集後の内容を比較したり ログファイルを比較したりするときに使います。
例: fc sample.txt.bak sample.txt sample.txt.bak と sample.txt を比較。 ・fc /? で使い方の説明が表示されます。 ・fc /b でバイナリ比較になります。
その他のコマンド
- del
ファイルの削除。 ワイルドカード指定も使えるけど、削除されるファイルは ゴミ箱に移動ではなくて完全に削除(復活できない) なので注意。 - move
ファイルの移動。 - ren
ファイル名の変更。こちらもワイルドカードを併用するときは注意。 指定の仕方がまずいと変なことになるかも。 - md
ディレクトリの作成。 - rd
ディレクトリの削除。