JavaScript: 文字列の処理 (1)
文字と文字コード (2023/11)
要点
- 文字列は文字の集まりです。
配列と見なして文字を読み取ることができます。 - 文字には 1文字ずつ対応する数値があります (文字コード)。
- プログラムで文字列を表すときに エスケープ と呼ばれる
特殊な表現がときどき出てきます。
例: 改行コード (\n), タブ (\t) など。
文字列を HTML に出力する
文字数の調整、文字列の整形 (2023/11)
padStart(), padEnd()
-
MDN: String.padStart()
文字列を右詰めで指定の長さにします。先頭にスペースを入れます。
-
MDN: String.padEnd()
文字列を左詰めで指定の長さにします。末尾にスペースを入れます。
- padStart(), padEnd() は全角文字の幅を考慮した文字数調整はできません。
全角文字を含む文字列だと列を揃えることができません。
- TestJS_string_pad01.html
String.padStart(), String.padEnd() のサンプル。 文字列を指定の文字数（幅）になるようにスペースを入れて調整する。 - TestJS_string_padJP01.html
全角半角文字を少し考慮して指定文字数に右詰め・左詰めするサンプル。
JavaScript: 文字列の処理 : TextUtil.js
trim(), trimStart(), trimEnd()
-
MDN: String.prototype.trim()
文字列の前後のスペースと空行を除去します。 -
MDN: String.prototype.trimStart()
文字列の先頭のスペースを空行を除去します。 -
MDN: String.prototype.trimEnd()
文字列の末尾のスペースを空行を除去します。
- TestJS_string_trim01.html
trim(), trimStart(), trimEnd() のテスト。
テキストの不要な空行を除去して行の配列に分割する。
テキストを行に分割する
repeat()
繰り返しの文字列を作るときに使用します。
例: "-".repeat(10); 結果:"----------" "*-".repeat(10); 結果:"*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-" "----*".repeat(10); 結果:"----*----*----*----*----*----*----*----*----*----*"
- TestJS_string_repeat01.html
repeat() のサンプル。
いろいろ
- TestJS_codetest_currentScript01.html
テストプログラムを eval() で実行しソースコードと結果を表示するサンプル。
数値を文字列に変換する
- TestJS_string_format_toFixed01.html
小数点以下の桁数を指定する。 - TestJS_string_format_number01.html
数値を 16進数、2進数の文字列に変換する。 - TestJS_string_format_number02.html
数値を右詰めで指定の文字数にする。
文字列を数値に変換する
文字列を連結する
文字列を連結には下のような方法があります。
- + 演算子で文字列を連結する。
- テンプレートリテラルで連結する。
- 配列 Array の join() 関数で連結する。
正規表現の初歩
文字列の分割や検索や置換などの処理では正規表現を多用します。 正規表現は難しい話もたくさん出てきますが、 初歩的な使い方は簡単なのではじめの一歩で慣れてください。
- JavaScript: 文字列の処理、正規表現 (1) - 初歩的な話
- JavaScript: 文字列の処理、正規表現 (2) - 難しい話
文字列を分割する split() (2023/10)
文字列を分割する処理は、テキストを行で分割したり 文字列の中から特定のデータ文字列を抽出したりする処理で頻繁に出てきます。 String.split() 関数を使います。
文字列を置換する replace() など (2023/11)
文字列の一部を置換する処理はテンプレート (雛形になる文字列) の置換などでよく使います。String.replace() 関数を使います。