gorogoronyan FC2

ヘッドホンを選ぶときのポイント

ヘッドホンにはオープン型と密閉型がある

室内用で音漏れを気にしないならオープン型が良いかも?。 ソフトな耳あたりで装着感もよく、夏場も蒸れず、あまり圧迫されず、 耳も痛くならないです。 ただし、オープン型の特性で、 音漏れがするので人のすぐそばでは使えません。 また、密閉型のようなパワー感やほら穴の中に居るような圧迫感に欠ける部分もあります。 自然に響くのがオープン型の利点です。 オープン型の製品では、お手ごろ価格だとビクターの RX-500 (厳密にはオープンではないけど)、中堅どころではオーディオテクニカ、 ハイエンドではオーディオテクニカやゼンハイザーやAKGがあります。

外で使う場合は音漏れしない密閉型が良いです。 また、パワー感やこもった感じの圧迫感が欲しいときにも密閉型が 適しています。ただし、密閉する特性上、夏場に蒸れやすくなったり、 密閉度を上げると締め付けが強くなって耳がこすれて痛くなったりする 欠点もあります。

重いヘッドホンは長時間使うと疲れるかも?

あまり重厚なヘッドホンになると重さが増して、 長時間使うと首が疲れやすくなります。 ビクター RX900 が 350g でけっこうずっしりきます。 テクニカ AD500 や ソニー ZX700 は 260g で、長時間使うヘッドホンはこのあたりの重量が上限かも?。

●ヘッドホンの重さ

  軽め
  デノン              AH-D1100      189g
  ビクター            HP-RX500      194g
  ソニー              MDR-CD900ST   200g
  ソニー              MDR-7506      230g
  AKG                 K701          235g

  やや重いめ
  オーディオテクニカ  ATH-AD500     260g
  ソニー              MDR-ZX700     260g
  オーディオテクニカ  ATH-AD1000    270g
  ゼンハイザー        HD595         270g
  オーディオテクニカ  ATH-A500/700  290g

  大分重い
  ビクター            HP-RX900      350g 

延長ケーブル

モバイルプレーヤーやノートパソコンにつなぐヘッドホンは、 短いケーブルのヘッドホン本体+ 延長ケーブルになっているものが良いかも?。 ケーブルの長いヘッドホンは、 モバイルプレーヤーにつなぐとケーブルが余って使いにくいです。

テレビにつなぐことを想定しているヘッドホンは長いケーブルを 使っています。で、値段の安いヘッドホンになると、 延長ケーブルに分けるとコストが上がるので延長ケーブルと本体にわけず、 長いケーブルでしか使えないヘッドホンになっています。

ドンシャリって何や?

低音や高音を強調し、真ん中が抜けている音のことです。 乾いた感じ、鼻をつまんだ感じの音が出ます。 低音を強調するとパワー感 (ドン)、 高音を強調するとパッと聴いたときに新鮮な感じ (シャリ) がするので、 お兄ちゃん向けのスピーカーやヘッドホンでよく出てきます。 真ん中の音が出ていないのでボーカルやクラシックや ジャズなどの生音系統には向かないです。

このあたりは、炭酸入りチューハイサワーやライトビールがいいか、 濃厚日本酒や焼酎かいいかみたいなものなので好み次第です。

スタジオモニター型は疲れるかも?

きつい高音が出るヘッドホン。 低音ブーストとは別の意味でクセのあるヘッドホンです。 インパクトが強いので刺激的にも聴こえるけど、 長時間使うと疲れることもあります。

広がり感、場の広さ

耳元で鳴っている狭い感じか、遠くで鳴っている広い感じか?。 広ければよいというわけではなくて、 ジャンルによってどちらがよいか変わります。 ボーカルや昔風の音は 耳元で鳴っている狭い感じの方が厚みがあって落ち着きます。 環境音楽風の音やオーケストラ風の音は 広がりがあった方がいい感じになります。

似た話で立体感の話もあります。 一見、広がりがあるものでも、 両側に張りついた立体感のない感じになるものと、 中央から両側までまんべんなく分布した感じになるものがあります。 前者はビクターの HP-RX500、後者がやたらに凝った高級ヘッドホンです。 ただし、クラシックのアンサンブルなど 生音をマイク収録したような音でないとこの違いは分かりにくいです。 電子音をミキサーでミックスした音だとあまり大差ないかも?・・・。

カナル型のイヤホンは、上下が狭い独特な窮屈な感じがあります。

高性能=良い音?

「高性能ヘッドホン=高音質」なのだけど、 良い音かどうか?といわれると必ずしもそうならないことも・・・。

再生音源が圧縮のしすぎでひずみの多いものだったり、 再生機器の音声出力がノイズが多くて品質が良くなかったりすると、 高性能ヘッドホンの場合、 聴こえない方が良いノイズやひずみまで聴こえてしまい、 かえって耳ざわりな疲れる音になることもあります。 こういう条件だとあまり細かい音が聴こえない適度にフィルターのかかった ヘッドホンの方が聴きやすいという話にもなります。 再生音源の品質や機器の能力なども考えて、 バランスの良いものを選んでください。 パソコンのアナログ出力など、 機器によってはかなりノイズまみれのものもあります。

ビクターのお手軽ヘッドホン HP-RX500 はこういう面ではとてもいいヘッドホンです。 やわらかい蒸れない装着感から適度にまびいたまろやかな感じまで、 いろんな意味でほどほどさらりで疲れません。

番外

上の能書きを書いた人が聴いているジャンル

音楽などいろいろ
ネットラジオのスムースジャズやダンス系、ジャズ、クラシックなど。 バックグランドミュージック、インストラメンタルが多い。 ボーカル系統をあまり聴いてないな・・・。

いぐのーべる平和賞

inserted by FC2 system