フィリップス SHE9700-A
フィリップスのカナル型イヤホン SHE9700-A の感想文です。総集編
価格.com - SHE9700 /2k\ - 3.5k\カナル型のイヤホン。
アマゾンの常連。クセがあるドンシャリ系統だけど、ある種のジャンルにあう病みつきイヤホン・・・。 短時間で大音量が最適。難聴注意。
パワー感があるような音楽で、とにかく音量上げて聴くと相性がいいです。
● Lee Ritenour、Larry Carlton - L.A.Underground
曲はこういう感じの音楽です。YouTube:カーオーディオの音だけど
amazon mp3 のサンプル
アグレッシブなライブ風味。低音が狭い範囲でブーストが利いているので、 低音が左右に振るのとは別にモコモコした感じになるのがちょっと難点。
Alanis Morissette - Crazy ヘビーバージョンの方
YouTube : Alanis Morissette - Crazy (Video)
中音が抜けたハナをつまんだ感じの音になる点には注意。
Peter Cincotti - St. Louis Blues
YouTube : Peter Cincotti - St. Louis Blues
こっちはライブ風味。元の音が粗い。
感想文
アマゾンのランキングで長い間、常連で上位に顔を出しているイヤホンです。 エコノミーなお手軽価格で人気があるよう・・・、 どんな感じなのか興味があったのでパクッと食いついてみた。amazon :PHILIPS イヤフォン SHE9700-A シリーズ
個人的には初めて買ったカナル型イヤホンです。 貝殻型のイヤホンも耳に合わずぽろぽろ落ちるのでほとんど使ったことがありません。 SHE9700-A だと、一番小さいイヤーピースでちょうどよかった。 普段、オーバーヘッド・オープンエアーのヘッドフォンを使っている人から見た感想文です。
無難か?、クセがあるか?、で分けるとかなりクセがあるタイプです。
高音と低音を持ち上げた、いわゆるドンシャリというタイプです。
低音も持ち上げて補強してあります。
真ん中の音が出ていないのでかなりハナをつまんだ音になります。
オーバーヘッドのヘッドフォンでいうと、グラフィックイコライザで 250Hz-1kHz
ぐらいを下げた状態の音。乾いた感じが強くなります。
ボーカルやジャズ・クラシックなど中音が必要なジャンルには向きません。
お兄ちゃん向きのイヤホンだね・・・。
●小音量には向かない。
かなり音量を出さないとバランスがとれないタイプのイヤホンです。
音量が小さいときは左右に分かれてしまう。カナルだと、どれもこうなるのかね?。
音量を上げるとバランスがとれるようになります。
ただま、長時間聴くと難聴になるので、短時間向きです・・・。
●高音がかなり出る。
カナル型で耳に密着するので、高音だけやたらクリアに出る。
2-8kHz近辺の音がやたらに出る。
で、その結果どうなるかというと?
再生機器の出すノイズがかなり目立ちます。
ノイズの少ない音楽プレーヤーで使わないとけっこう厳しいです。
音声出力の品質の悪いビジネスノートPCのイヤホン端子につないだりすると、
ホワイトノイズが強烈に目立ちます。サーではなくて、ザーです。
ノートPCは音声出力の品質が悪いと、
電源や CPU などの部品が出すピーとかキーキーのようなノイズが出るのだけど、
それも激しく目立ちます。
逆にいうと機器のノイズのチェックをする技術屋さんにこのイヤホンは最適かも?・・・
ノイズチェッカーに向いています・・・。
●低音を補強してあります。
狭い範囲でブーストを利かせてあります。
やや不自然なので曲によってはモコモコした感じになるのがちょっと難点。
●その他
上下に狭く、左右に細長いような空間になるのだけど、カナル型だとこうなるのかね?。 他のものを聴いたことがないので、このあたり、ちょっと不明・・・。