囲碁ソフト Go GUI + GNU Go
紹介
GNU Go は囲碁の思考エンジンプログラムです。 囲碁の碁盤表示や操作を行う GUIソフトと組み合わせて使用します。 ここでは Go GUI と組み合わせる例を紹介します。
使い方
Fuego 1.1 に Go GUI が入っているのでこちらを流用します。 すでに Fuego 1.1 がインストールされている前提で説明します。
1) OpenGoban の中にある GNU Go の実行プログラムを拾ってきます。OpenGoban034.zip (2012/06, 3.9MB)
gnugo38.exe と gnugo391.exe を使います。
gcc, MinGW でコンパイルした gnugo の実行プログラムです。
gnugo38.exe はバージョン 3.8 で安定版です。
gnugo391.exe はバージョン 3.9.1で開発版です。
Windows のバージョンによっては program files などのフォルダ名が多少変わる場合があります。 Fuego のフォルダを探してください。
3) Go GUI を起動します。設定
Go GUI に GNU Go を登録します。gnu38.exe を登録する例です。
1) 「プログラム」→「新規プログラム」のメニューを開き、 コマンドのところで先ほどコピーした gnu38.exe を指定します。 "c:\...\gnu38.exe" の後に続けて --mode gtp の文字列を入力します。--mode gtp を忘れないようにします。これなしで OK ボタンを押すと、 一時的にアプリケーションが応答しない状態になるので注意。 ワーキングディレクトリは空白のままで構わないです。
2) 以上で OK ボタンを押すと、正常な場合は 下のようなメニューに変わります。もう1度、OK ボタンを押すと登録完了です。 gnugo391.exe も同様にして登録できます。
対戦する
- 「対局」メニューで、「碁盤サイズ」、「置石」、 「コンピュータの手番」を設定します。
- 「プログラム」→「プログラムの起動」で、
先ほど登録した GNU 3.8を選択します。
これで、多分、対戦開始です(?)。 このソフトは、このあたりの操作の順番が、 いまいちよくわからん・・・。
途中でやり直す場合は、「対局」→「新規対局」 を実行してください。動作が変な場合は、 「プログラム」→「プログラム終了」で いったん止めてから再び起動してください。
その他
コマンドのところで GNU Go の強さの設定ができます。
「プログラム」→「プログラムを編集」メニューで登録した GNU Goを選んで、
「編集」ボタンを押すと下のような画面になります。
コマンドの例: "c:\.....gnugo38.exe" --mode gtp --level 10
GNU Go の強さの初期値(何も指定しない場合)は 10、 設定範囲は 1-15、数字が大きいほど強くなります。
関連リンク
- https://www.gnu.org/software/gnugo/ - GNU Goの開発サイト
GNU Go サイトにはWindows用のコンパイル済みの exe 実行ファイルがないので注意。 - https://www.perfectsky.net/gnugo/ (2010)
こちらにも使い方の説明があります。
GNU Go の実行プログラム(gnugo.exe)があるページ
GNU Go は GNU のサイトではプログラムのソースファイル (すぐには実行できない形式) で配布してあるので、コンパイルされた実行形式のプログラム (*.exe ファイル) を他の適当なサイトからダウンロードして入手します。
- https://gnugo.baduk.org/
Fuego、GNU Go 3.8、Pachi などの実行プログラムがあります。