2019/10-2022/05/14

Windows: プログラムを実行するきに出る警告ダイアログをなくす

概略

ネットから拾ってきたアプリケーションを Windows で実行するとき、アプリケーションによってはセキュリティ警告のダイアログが出るものがあります。このダイアログを出さないようにするには？という話です。

セキュリティ警告のダイアログ

Windows のアプリケーションで、 exe のインストーラーや msi インストーラーではなく zip ファイル配布されているものがあります。面倒なインストールが不要で解凍したら即実行できポータブルも容易なので便利ですが、アプリケーションを実行するときにセキュリティ警告のダイアログが出ます。ネットからダウンロードした zip ファイルをそのまま解凍してアプリケーションを実行したときに出ます。ダウンロードしたファイルの Zone ID が関係しています。

**警告ダイアログ (Windows10)**
Windows10 の場合は最初に 1回だけ出る

Windows10 では警告ダイアログは最初の 1回しか出ません。 Windows7 では毎回警告ダイアログが出るので邪魔だった。

警告のダイアログを出さないようにする

ダウンロードした zip ファイルを解凍する前に、ファイルのプロパティを開いてアクセスを許可すると警告ダイアログが出なくなります。また、解凍したファイルの更新日時も現在の時刻ではなく元の日付時刻になります。

zip 解凍した後のアプリケーションファイルの許可でも多分大丈夫と思いますが、他のファイルが許可されない状態なのでこれに伴うトラブルが出るかもしれません。

Zone ID に関連する話

ネットから保存した HTML ファイルや js ファイル

IE や Edge で Web の HTML、css、js ファイルなどをローカルに保存して、ローカルで実行しようとすると正常に動作しないことがあます。存在するはずの css ファイルや js ファイルを読まないといったことが起こります。こちらもファイルの Zone ID が関係しています。ファイルのプロパティを見て上の話のようなブロック状態になってるかどうか確認してください。ブロックされている場合は解除してください。
IE や Edge で HTML ファイルがうまく表示されない場合

Chrome や Firefox ではこの話は起こりません。

zip ファイルを解凍したときのファイルの日付

ネットからダウンロードした zip ファイルを ZoneID の許可をしないまま解凍すると、中身のファイルの更新日時が現在の日時になります。こちらは Firefox や Chrome でダウンロードした zip ファイルでもそうなります。ファイルの元の更新日時が分からない問題が起こります。