HTML をドローソフト代わりに使う
概略
HTML と CSS が分かると HTML をドローソフト代わりにすることができます。 ちょっとした図表は HTML と CSS で簡単に作成できます。 部品配置などパラメータの調整が CSS で容易になります。 Web ブラウザで表示した図をキャプチャーすれば画像ファイルも簡単に作れます。
- CSS の flex や position: absolute; を多用します。
単純な表やブロック図の場合は absolute よりも flex の方が楽です。
CSS flex
細かい配置調整が必要な場合は position: absolute; で部品を絶対座標で配置します。
CSS position: absolute;
CSS position: absolute; (2) 画像を重ねる
サンプル
TestCSS_draw02.html
画像と div の枠やテキストを重ねるサンプル。 CSS position: absolute; で配置しています。 画像に記号や説明文を足したいときに便利です。
CSS position: absolute;
- パーツの class 名を表示しておくと CSS の編集が楽になります。
TestCSS_content_display_attribute01.html
CSS content#parent div::before { content: attr(class) ":"; /* div の中に class 名を表示する */ color: #fff; font-size: 9pt; font-weight: normal; }
- 背景にグリッド線を入れておくと大雑把な座標が分かりやすくなります。
CSS background
TestCSS_draw3_1.html
背景にグリッド線を入れ、パーツの class 名も表示するサンプル。
- 大きさが共通の部品のサイズや整列させたい部品の座標は、CSS の
var 変数や calc 関数を使うと便利です。
複数の部品のサイズをまとめて変更したり
整列したりなどの調整を楽に行えます。
CSS var変数、calc() 関数
TestCSS_draw3_2absolute.html
- 単純な図の場合は CSS absolute よりも CSS flex
でレイアウトした方が手っ取り早いです。
TestCSS_draw3_2flex.html
CSS: flex
- 矢印や曲線など CSS だけでは表現しにくいものは SVG
画像のパーツを使うと簡単です。
TestCSS_transform_img1.html
img 要素 (SVG の矢印画像)を CSS の transform で変形させるサンプル。 1つの SVG 画像だけ用意して CSS transform で回転させることもできます。
CSS transform - 変形・回転など
TestSVG_arrow01.html
SVG の矢印のサンプル。 CSS transform の変形だけでは間に合わない場合は個別に SVG 画像を用意します。
HTML: svg タグ
- 大きな画面サイズの Web ページを画像ファイルに保存する
ウインドサイズよりも大きなページ (例: 5000x5000 画素など) も Web ブラウザの開発ツールで png 画像にしてファイル保存できます。
サンプルいろいろ
SVG の地図を表示する。HTML の CSS で SVG の地図を装飾することもできます。
特定の県だけ色を付けて強調表示するといった使い方ができます。
HTML: svg タグ: 地図を表示する
TestCSS_draw01_absolute.htmlHTML: svg タグ: 地図を表示する
HTML でドローソフト風の表示。 div のみで構成し、absolute で配置したサンプル。
CSS position: absolute; (1)
工事中: CSS flex で配置。
TestHTML_div_keyboard_layout01.html
div でキーボードのキー配置の試し書き。
float: left; でキーの div を配置。