gorogoronyan FC2

AGPtEK: A02 で m3u プレイリストを作る

お題: AGPtEK A02 のメモリカードの m3u プレイリストを作れるか?

AGPtEK A02
AGPtEK A02

A02 のメモリカードに m3u のプレイリスト を置いて カード内の音楽ファイルの再生リストを作って再生することができるか?。

ふと気になったので調べてみた。

結論から言うと一応できます。 日本語のフォルダ名やファイル名の再生リストも作れます。 ややこしい話とこまごましたトラブルはありますが・・・。

m3u 再生リストの例
m3u 再生リストの例
テキストエディタで編集する例

m3u プレイリストはテキストエディタで作ることができます。

m3u ファイルを置くフォルダ

m3u ファイルはメモリカードのどのフォルダに置いても構いません。 A02 が自動的に見つけ出してプレイリストに登録します。

AGPtEK A02 のメモリカードに m3u プレイスリストを置いた例
AGPtEK A02 のメモリカードに m3u プレイスリストを置いた例
エクスプローラはファイルの拡張子を表示した状態にしています。

上の絵は Windows10 の PC に A02 を転送モードで USB 接続したときのエクスプローラの画面です。 この絵の例では G: ドライブが A02 の内蔵ストレージ、 H: ドライブが A02 に挿したメモリカードになっています。 メモリカードにフォルダ \PlayList を作成して m3u ファイルを置いています。

A02 で再生するときにストレージの切り替え操作が必要です

A02 の再生メニューで プレイリスト を選択すると メモリカードにある m3u リストは表示されず、 A02 のストレージにある m3u リストだけが表示されます。

プレイリスト を選択する前に カードディレクトリ (メニューの一番最後にあります) を選択します。 このとき「再生リストを作成しますか?」のメッセージが出ることがありますが 「いいえ」で大丈夫です。 この後で プレイリスト を選択するとメモリカード内にある m3u リストが表示されます。 この場合は A02 内の m3u リストが表示されなくなります。

A02 の m3u リストに戻したい場合は ホームディレクトリ を選択した後で プレイリスト を選択します。 以上のように A02 の内蔵ストレージかメモリカードのどちらか一方だけを選択するようになっています。 A02 のストレージに m3u ファイルを置くと メモリカードの音楽ファイルを認識できません。 同様にメモリカードに置いた m3u ファイルは A02 のストレージにある音楽ファイルを認識できません。

m3u ファイルの内容

m3u ファイルはテキストファイルです。 テキストエディタで作成することもできます。 音楽ファイルのパス (フォルダ名とファイル名) を並べます。

◎ m3u 再生リストの例
\testfolder\folder1\sampleMP3.mp3
\testfolder\folder1\sampleWMA.wma
\testfolder\folder1\sampleFLAC.flac
\testfolder\folder1\sampleAAC.aac
\testfolder\名前 1\02 Neue Tanz.mp3
\testfolder\名前 1\07 ともちゃん.wma
\testfolder\名前 1\05 ビルエヴァンス,Nardis.flac
\testfolder\名前 1\11 Lee Ritenour & Larry Carlton,L.A. Underground.aac

注意点

◎ 相対パスを認識しない例

例: 音楽ファイルと同じフォルダに m3u を置き
  1) ファイル名のみを書いた場合
  2) .\ファイル名と書いた場合

filename.mp3     1) ファイル名のみは認識しない。
.\filename.mp3   2) .\ファイル名も不可。

音楽ファイル名のリストを取得する方法

Windows のプロンプトでファイル名のリストを簡単に取得できます。 ソフト屋さん向きの話ですが慣れると一番手間がかかりません。

プロンプトで音楽ファイルのリストを取得する例
プロンプトで音楽ファイルのリストを取得する例

音楽ファイルリストを取得したいフォルダまで cd コマンドで移動して、 下のコマンドを実行します。 フォルダ (ディレクトリとも言います) の移動はタブキーの補完入力機能を使うと便利です。
コマンドプロンプト: ディレクトリの移動

dir /s /aa /b 
 ファイルリストがプロンプトの画面に表示されます。

下のコマンドのように > (ファイル名) をつけると
(ファイル名) のファイルにリストが保存されます。
プロンプトで矢印 ↑ キーを押すと直前に入力したコマンドが表示
されるので書き足して実行してください。

dir /s /aa /b > (ファイル名)

例: ファイルリストを D:\ に test.m3u で保存。
dir /s /aa /b > d:\test.m3u

補足: オプションの説明
/s  サブフォルダのファイルも探索します。
/aa ファイル名のみ探索する。これがないとフォルダ名も出力されます。
/b  出力をパス名のみにする。ファイルの日付、サイズなどを出力しません。
dir - ファイル一覧を表示
リダイレクトでテキストファイルに保存する

ファイルリストを保存したらテキストエディタで開いて編集します。

ドライブレター (上の例では行頭の H:) の文字列はあっても構いません。 A02 ではドライブレターは無視されます。 ドライブレターを削除したい場合は テキストエディタの置換機能で例えば文字列 H: を空文字にまとめて置換します。

再生順は行単位でカット&ペーストして編集してください。

テキストエディタで m3u 再生リストを編集する
テキストエディタで m3u 再生リストを編集する

m3u ファイルができたらプレーヤーにコピーしてください。

その他いろいろ

関連

inserted by FC2 system